バストの型崩れにつながるかも! ブラを着ける正しい位置をチェック
「うつ伏せで眠るのが落ち着く」という人は意外と多いもの。
しかし、うつ伏せで寝るとバストの形が崩れたり、バストサイズがダウンしてしまったりする可能性があるので気をつけたいですね。
うつ伏せ寝はバストにどのような悪影響を及ぼすのでしょうか?
この記事では、バストとうつ伏せの関係性について解説します。
なぜバストの形をキープするのにブラの位置が大切なの?
バストの9割は脂肪、1割が乳腺組織からできており、バストの形はクーパー靭帯と呼ばれる細い繊維によって支えられています。
このクーパー靭帯は細い糸のようなものでできた組織で、あまり伸縮しません。
そして強い力が加わると切れることがあり、一度切れた組織は回復しません。
クーパー靭帯がたくさん切れていくほどバストを支えられなくなり、脂肪の重みでバストは垂れ下がってしまいます。
バストの重さはAカップでも片側だけでみかん1個、Cカップならリンゴ1個分と重みがあります。
ブラを着けていても正しい位置でバストを支えていなければ、自らの重みでクーパー靭帯が切れてしまい、型崩れを起こす危険性を持っているのです。
そして女性の多くは、ブラを正しい位置よりも低い場所に着ける傾向があります。
うつ伏せで寝るとバストが圧迫されやすい
うつ伏せで眠るとバストに体重がかかって圧迫される形になります。
この状態が続くと血流が悪くなり、バストに必要な酸素や栄養が行き届かなくなってしまうのです。
眠っている間に分泌される女性ホルモンは、バストの成長に欠かせません。
しかし、うつ伏せ寝による血行不良が起きると、女性ホルモンがバストに行き届かなくなります。
すると乳腺脂肪が衰えて成長が止まったり、バストが縮んだりする可能性があるのです。
うつ伏せ寝はバストの成長を止めてしまう? うつ伏せ寝はバストの成長を止めてしまう?
かつて中国で、幼児期に足を固く圧迫して足を大きくさせない「纏足(てんそく)」という文化がありました。
この文化からも分かるように、長時間圧迫して血流を滞らせた体の部位は、成長が止まってしまうのです。
短時間うつ伏せになる程度なら問題はないのですが、眠っている間ずっとうつ伏せでいると、胸はかなりの時間圧迫されることになります。
人間は平均で1日8時間程度眠っているため、これだけの時間バストが圧迫されれば、かなりのダメージが及んでしまいます。
うつ伏せ寝でバストのクーパー靭帯が伸びる?
バストの内部にはクーパー靭帯と呼ばれる筋繊維があり、これがバストの脂肪を支えています。
しかし、うつ伏せ寝でバストを潰した状態が続くと、クーパー靭帯に負担がかかりやすくなります。
日々の負担でクーパー靭帯が損傷すると、バストの形が崩れて垂れてしまうこともあるので気をつけたいですね。
クーパー靭帯は伸び切るとなかなか修復できませんし、切れてしまった場合には二度と再生できません。
バストの形を保つためにも、クーパー靭帯に負担のかかるうつ伏せ寝は極力避けましょう。
眠るときにはバストを圧迫しないのが鉄則!
バストの成長を促すためには、うつ伏せよりもあお向けに寝るのがおすすめです。
しかし、あお向けで眠ると胸が横に引っ張られてしまうリスクも考えられます。
眠るときには、胸の形をキープできるナイトブラを着用し、バストを守りたいものです。
どうしてもうつ伏せでなければ寝られないという人は、バストが圧迫されるのを防ぐために柔らかいマットレスを取り入れてみましょう。
柔らかな抱きまくらを使って眠るという方法も有効です。
人間は人生のうち3分の1程度は眠って過ごしているわけですから、それだけの時間バストが圧迫されれば成長に悪影響が及ぶのは当然といえるでしょう。
バストの成長が止まったり形が崩れたりするのを避けるためにも、今夜からはうつ伏せでバストを圧迫することのないよう気をつけて眠ってみてくださいね。