バストの下垂を招く意外な体勢&対策方法
重力は地球に住んでいる以上、当たり前に存在するものです。しかしながら、重力は私たちの体型に大きな影響を及ぼしていて、美しいバストを保つためにも決して無視できません。今回は、意外と見過ごしがちな重力とバストの関係を、バストのハリを保つ対策方法と一緒にチェックしてみましょう。
重力がバストに与える影響とは
前屈みの姿勢でバストの下垂が進む
バストには脂肪の重みがあり、その重みが重力によって引っ張られると、バスト上部の皮膚が伸びて下垂が進んでしまいます。特に重力の影響が大きくなるのは、前屈みになった姿勢です。
たとえば、床に落ちたものを拾うとき、バストは重力によって真下に引っ張られます。真正面を向いているときよりも皮膚への負担が大きく、下垂が進みやすい状態といえるでしょう。他にも、床掃除をするとき、赤ちゃんのおむつを変えるときなど、前屈みになるシーンは意外と多く、バストに大きな影響を与えています。
運動時や就寝時も重力に要注意
ウォーキングやダンスなどの運動時には、バストの下垂が進みやすいといわれています。実は、これにも重力が大きく関係しています。体の揺れとともに上に引っ張られたバストは、その反動で重力に引っ張られて激しく下降します。この上下運動が、結果的にバストの皮膚やクーパー靭帯に負担をかけてしまうのです。
また、就寝時にも注意が必要です。体を横にしているとバストも重力によって横へ引っ張られ、型崩れの原因になります。いついかなるときも、重力がバストに与える影響は大きいといえるでしょう。
バストのハリを保つ重力対策術
バストにフィットするブラを着ける
試しにいつものブラを着けて、深くお辞儀をするように屈んでみましょう。もしカップとバストの間に隙間ができていたり、バストが縦に長く伸びていたりするなら、重力に強く引っ張られている可能性があります。この状態が頻繁に続くとバストの下垂が進みやすくなるので、よりフィットするブラに替えたほうが安心です。最近では重力対策に特化したブラジャーも発売されていますから、試してみてはいかがでしょうか。
猫背を止めて姿勢を良くする
背中を丸めて猫背になると、前屈みになったときと似たような負担がバストにかかってしまいます。特にパソコン操作をおこなうデスクワークの方は、肩が前に丸まって猫背になりやすいといわれています。できるだけ肩を開くことを意識しながら、背筋をまっすぐ伸ばしましょう。左右の肩甲骨を中央に寄せると、自然とキレイな姿勢を保ちやすくなりますよ。
運動時にはスポーツブラ、就寝時はナイトブラを
運動時は、バストの揺れを徹底的に防ぐことが大切です。ホールド力の高いスポーツブラを着けて、バストをしっかり固定しましょう。
就寝時は横だけでなく、上に向かっても重力の負荷がかかるといわれています。バスト全体を安定させるナイトブラを着けて、美しいバストをキープしたいですね。
バストの形は加齢とともに変化するものですが、重力のことを考えておかないと、若いうちから下垂や型崩れが始まってしまいます。いつまでもハリのある若々しいバストをキープするために、今すぐの対策を心がけていきましょう。